初心者のための壁紙張替リフォームの現場調査 Point2

壁紙リフォームでは、下地等の問題がないか現況をチェックすることが、予期せぬアクシデントやクレームの回避につながる。気になる箇所は写真に収め、撮影箇所が分かるように整理しておこう。


Point2 現場調査の注意点


1 仕上がりを左右する下地の状態

多くの営業担当者が経験しているのが、壁が下地を拾ってしまい仕上がりが凸凹するなど美観を損ねてしまったケースだ。事前に下地の状態を確認し、不陸(凸凹している状態)やカビが生えているなど状態が悪い場合は、下地から作り直す。壁紙は、厚手のものや柄物・素材感のある物を選ぶと失敗が少ない。既存の壁紙が剥がしやすいかどうかの確認も必要だ。どういう場合に凹凸が目立ちやすいかを念頭に置き、下地処理や壁紙選定をすると良い。下記を参考に、下地の状態や不陸がないか事前によくチェックしよう。


壁紙下地の状態が悪い

壁紙の下地の状態が悪い場合は、下地のボードを張り替える必要がある。壁紙の表面がカビていたり、水を吸い込んで膨らんでいたりするなどの状態が悪い場合は注意しよう。


光沢がある壁紙、薄手の壁紙を選ぶ

最初から「この壁紙を」と決めているお客様もいる。実際にサンプルを取り寄せて、下地を拾うなどの影響がありそうな場合は、お客様にリスクがあることを説明しよう。


照明が壁や天井に当たる

下地の不陸や凸凹感は照明を当てると目立ってしまう。間接照明や、壁全体を明るく照らすウォールウォッシャー照明、読書灯を計画している箇所は、特に注意が必要だ。


コンクリートスラブに直接壁紙を貼る

コンクリートスラブに直接壁紙を貼る時はコンクリートの凹凸の状態を手で触って確認を。状態により凹凸が目立ちにくい壁紙を選定するか検討しよう。左の写真はコンクリート直貼りの壁紙の剥がしやすさを確認するため剥がしたもの。壁全体を手で触ると凹凸があるのがはっきりと分かる。


既存壁紙が柄物の場合は注意

既存壁紙が柄物の場合は、凹凸が柄に紛れてわかりにくいので、無地に張り替える時は要注意。「新規クロスにして凹凸が出た」ということになりかねない。



そのままでは壁紙張り替えできない壁・天井材

化粧ベニヤ

合板の表面に塗装した「塗装合板」や、木目の柄を印刷した薄葉紙を合板に接着した「プリント合板」など。経年劣化が進んでいる場合、下地の張り替えや重ね張りが必要になる。


塗り壁

特に表面の砂状にザラザラ落ちてくるような聚楽(じゅらく)壁を壁紙にする例が多い。パテ処理をして壁紙張り替えするか、砂壁を剥がし、モルタル状態で壁紙を張り替える。


岩綿吸音板

表面加工されているため糊がつきづらく、端が剥がれたり浮いたりしてしまう。そのためベニヤを捨て貼りしてパテ処理の後、壁紙張りになる。



2 張り替えを忘れがちな箇所

壁紙の採寸時に意外と見落としがちなのが、下記で挙げているような箇所だ。張り終わった後に、「ここだけ古いままだ!」とならないよう、忘れずにチェックしておこう。


押し入れ、クローゼット内部

クローゼット内部は壁紙仕上げが多い。押し入れ内部も壁紙仕上げの場合がある。中を確認する時はお客様に断ってから扉を開けるようにしよう。


引き戸の引き込み部

常時開いていたりすると、引き戸の引き込み部分はつい忘れがちに。見落としが無いよう現場での細かなチェックは重要だ。


造作出窓

造作出窓は現場造作の出窓だ。出窓の両壁と天井は壁紙仕上げが一般的。結露で下地ボードまで傷んでいることもあるのでチェックしよう。


壁紙巻き込みのカーテンボックス

カーテンBOXは、既成のBOXを取り付ける場合と、BOXに壁紙を貼る場合がある。またイラストのように天井埋め込みで、壁紙を貼るものもある。手間がかかる工事なので、見落としがないように。


壁紙仕上げの襖

和室の襖は、廊下やリビング側の面だけ壁紙仕上げになっていることがある。周りの壁紙と同じ壁紙を貼ると、すっきりと仕上がる。


天窓

天窓がついている場合は、天井から天窓まで壁紙が貼られているかどうか確認をしよう。貼りにくい場所なので、見落としがあると材料不足ばかりか思わぬ時間ロスに。


ニッチ

壁に意匠的に凹みをつけて飾り棚等にしているニッチは、アクセントクロスを貼ることもお勧め。引き気味に全体が入るよう写真を撮っておこう。

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