屋根は雨風から家を守る重要な部分で、定期的なメンテナンスが必要な場所だ。屋根リフォームの基本を学び、いざという時に対処出来るようにしておこう。
屋根にまつわる用語
知っておきたい屋根用語を紹介!お客様から聞かれた際に説明出来るようにしておこう。
役物[やくもの]
特定の場所に用いられる特殊な形や異形のものを役物と呼ぶ。魔除けや装飾を目的に棟の端に設置される。鬼瓦やシーサーなども役物の一種。
働き長さ・働き幅
瓦屋根を施工した際に、暴露される寸法のこと。屋根の軒・棟方向が働き長さを指し、別名で利き足ともいう。補修などで同じ瓦を探す場合、この働き長さ・幅の寸法を基準に探す。
軒瓦[のきがわら]
軒先に使われる瓦。もっとも普及してる、丸い形の万十軒(まんじゅうのきがわら)、その他、和風柄の京花軒(きょうはなのき)や花剣軒(はなけんのき)、高級品で軒先が一直線に見える一文字軒(いちもんじのき)がある。
すがもり(れ)
寒い地方でよく見られる現象。氷や雪が屋根に積もり、そこから水漏れが起こる現象を指す。屋根の上で溶けた水は軒先に向かって流れ、屋根面が外気温によって冷えていると溶けた水は軒先で氷りつららが出来る。これにより、後から流れてきた水が溜まり、屋根材の少しの劣化からも室内に水が浸入する。屋根の断熱工事や、屋根勾配を急にして水が溜まる量を少なくする等の対処方法がある。
妻側[つまがわ]
建物の棟に対して直角な側面のことを指す。棟に平行した側面は平側(ひらがわ)と呼ばれる。日本建築において長手方向が正面と捉えられ、妻はそで・わき・端などの側面を指す。
入母屋[いりもや]
切妻屋根と寄棟屋根の組み合わせである入母屋造り。もっとも格式が高い屋根の形式と重んじられ、神仏建築に用いられてきた歴史がある。
≪風雪被害には火災保険が適用される≫
火災保険が風や雪の被害にも適用されることを知っておこう。台風ではなくても瞬間的に強風が吹いて被害に遭ったという場合や、雪で雨樋が外れた場合なども概要する。
保険会社に連絡する際は、いつの風の被害かと尋ねられるので、思い当たる時期の台風や強風をネットで検索してアドバイスするとよい。
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